この記事の目次
- 01対象月を見る
- 02有効・新規を分ける
- 03地域・職種をそろえる
- 04自社の段階を確かめる
原資料で確認できること
厚生労働省が10月30日に公表した2026年9月分では、は1.19倍、は2.19倍。どちらもです。ハローワークの求人・求職などを集計した統計で、民間の採用媒体すべてを合算した値ではありません。
原資料公表・対象時点:2026-10-30(公表)/2026年9月(対象月) / 厚生労働省:一般職業紹介状況(令和8年9月分)/2026年10月30日公表 ↗ 厚生労働省:職業安定業務統計・用語の解説 ↗ 大阪労働局:統計を見る際の用語・季節調整 ↗
読み方の限界:全国の求人と求職の関係を、自社の応募率や採用確率に置き換えません。2つの倍率は対象が異なり、大小を採用施策の優劣として比べるものでもありません。以下の会議・確認表はJPMの独自の仮想例です。
同じ9月でも、比べている箱が違います
ニュースを見て『1.19倍と2.19倍、どちらが正しい?』と迷っても、片方が間違いとは限りません。求人倍率という名前だけでなく、有効か新規かを読みます。
は、その月に有効な求人数と求職者数の比率です。前月から有効なまま繰り越された分も含みます。は、その月に新たに受け付けた求人数を、新たな求職申込みの件数で割ります。求人企業の社数や、一人に届いた内定の数ではありません。
| 見る指標 | 対象の考え方 | 混ぜないもの |
|---|---|---|
| 有効求人倍率 1.19倍 | 繰越も含む月内の有効な求人・求職 | 当月の新規分だけの倍率 |
| 新規求人倍率 2.19倍 | その月に受け付けた求人・求職申込み | 企業数・応募者一人の内定数 |
| 自社の応募・面談 | 自社の同じ募集と期間を決めて集計 | 全国倍率から予測した応募数 |
『2.19倍だから、動画を増やそう』の前に
仮想の採用会議で、担当者が『市場が厳しいので動画を増やしたい』と提案したとします。外の数字は背景になりますが、どの動画が必要かまでは決めてくれません。まず、今の求人が見られているか、仕事を判断できる説明があるか、応募の操作で困っていないかを分けます。
閲覧が少ないなら届ける相手と場所。閲覧後の質問が多いなら仕事内容や条件。応募途中で止まるなら入力や連絡方法。これはJPMの確認の順番であり、どれか一つの数字だけで原因を確定する手順ではありません。
| 確かめたいこと | 集める手掛かり | 最初に試すこと |
|---|---|---|
| 求人に届いている? | 同じ募集・期間の閲覧や流入 | 対象者が見る場所と冒頭を見直す |
| 仕事を判断できる? | 質問・辞退理由・仕事内容の理解 | 一日の仕事や教わり方を具体化 |
| 応募を完了できる? | フォームの動作・入力負担・返信 | 自分で試し、必要な入力を点検 |
全国値と、自社で直せることを二段に分ける
採用会議のメモは、上段を外部の背景、下段を自社の確認に分けると整理しやすくなります。上段には対象月、地域、職業、調整の有無と出典。下段には募集した仕事、期間、閲覧、応募、面談、未確認の理由を書きます。分からないものは空欄のまま残します。
は、毎年繰り返す季節的な動きの影響を調整した数値です。原数値と混ぜて増減を読まないようにします。全国の数字が上がった月でも、自社の対象職種や地域が同じ動きとは限りません。
最後に、次回までに変える一つと、確かめる日を決めます。例として『仕事の一日と教わり方を求人へ追記し、同じ募集に寄せられる質問を2週間残す』。これは観察計画の例で、応募や採用が増えるという約束ではありません。
仕事内容を伝える方法を、目的から選ぶ
仕事の説明が足りないなら、求人票、写真、先輩の説明、見学、働く人の目線のPOV動画などから、相手が判断しやすい方法を選びます。動画を作ること自体を目標にせず、『見た人に何が分かってほしいか』を先に一文にします。
日本プロダクトマネージメント合同会社では、職種・いま困っている採用段階・希望時期から、POV求人が合うかも含めて相談できます。撮影前に整理したい方は、関連記事の『応募が来ない』『採用広報』から、自社の状況を確認してください。費用・対象範囲はサービスページで確認できます。
実行前のチェック
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出典・対象・関連記事
- 厚生労働省:一般職業紹介状況(令和8年9月分)/2026年10月30日公表 ↗ハローワークの一般職業紹介状況。2026年9月分の有効求人倍率1.19倍、新規求人倍率2.19倍はいずれも季節調整値。2026年10月31日確認。
- 厚生労働省:職業安定業務統計・用語の解説 ↗新規求職申込件数、月間有効求職者数、新規求人数、月間有効求人数、求人倍率の定義。公表日未確認の用語資料/2026年10月31日確認。
- 大阪労働局:統計を見る際の用語・季節調整 ↗季節調整と原数値の読み方を確認する用語資料。9月分の全国値の出典は厚生労働省。資料の公表日未確認/2026年10月31日確認。
資料確認:2026-10-31。原資料の必要な要点を独自に要約し、図解・比較表・実行手順はJPMが設計。実務仮説や仮想例は、効果が実証された事例ではありません。専門家の個別監修を受けた記事とは表示していません。
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